はじめに|ごはんを食べない…想像以上に不安でした
保護犬のトライアルが始まって、まず最初に戸惑ったこと。
それは、「ごはんをまったく食べない」ことでした。
「環境が変わったら食べない子もいる」とは聞いていたけど、
実際に目の前でフードを無視されると、本当に心配になりますよね。
この記事では、うちの場合どんなふうに対応したのか、失敗も含めて正直に書いていきます。
ごはんを差し出しても食べない
トライアル中、夕方、落ち着いたタイミングでフードを用意しました。
一時預かりさんからもらった、普段食べていたというフードをそのまま出していました。
でも、においを少し嗅いだだけで、そのままクレートに戻っていきました。
「もしかして、お腹が痛いのか?」
「この子、すごくナイーブな子なのか?」
「フードが飽きちゃったのか?」
そんなふうに思って、いきなり不安でいっぱいになりました。
私が試したこと①|ごはんを出して、無理に食べさせない
最初に意識したのは、「無理に食べさせようとしない」こと。
フードボウルを10分だけ置き、食べなかったら片付ける。
「食べない=叱られる」という嫌なイメージを持たせたくなかったからです。
その代わり、何事もなかったかのように静かに片付け、また次の食事にチャレンジしました。
私が試したこと②|香りを立たせてみる
次にやったのは、ぬるま湯でふやかして、香りを強くすること。
ドライフードを少しふやかしてみると、部屋中にいい匂いが広がります。
食欲を刺激できるかな?と思ったのですが……結果は、完食!
犬は風味を大事にすると聞いたことがあったので、匂いがしっかり出るようにする方法は効果があるようです。
私が試したこと③|落ち着けるよう1匹にしてみた
もしかしたら、そもそも「ごはんどころじゃない」状態なのかも。
そう思って、家の照明を少し落とし、テレビも消し、できるだけ静かな空間を作りました。
人がいると気になるのかも、と思い、みんな部屋からそっといなくなり他の部屋に移動。
しばらくすると、食べ始める音が聞こえ、食べた後にトイレまで済ませました。
保護犬の場合は育った環境にもよりますが、人がいると、警戒するので、人がいない方が落ち着くんだと思いました。
私が試したこと④|肉を茹でて茹で汁と一緒に出してみた
現在は、いろいろなことを試した結果、ドライフードに、電子レンジで温めた肉と茹で汁をかけてあげています。牛肉、豚肉、鶏肉といろいろと試していますが、いまは豚肉にはまっています。
電子レンジで温め始めると、肉の匂いを嗅ぎつけてリビングにやってくるようになりました。
※わんちゃんによってはアレルギーを持っている場合があるので、少しずつ試してみてください。
私が試したこと⑤|お腹をマッサージしてウンチしやすい状態にする
雨が続き、散歩に行けない日が2日続きました。
その間、食欲が落ちて、少しずつしか食べません。
しかも、その頃はまだ家の中でウンチできず、散歩したときにしかウンチできませんでした。
雨が止んだ後、散歩に行け、ウンチが出ると、スッキリしたのかフードを食べられるようになりました。
人間も便秘だと食欲が落ちるので、同じなんだな・・・と思いました。
まとめ|「食べない」は悪いことじゃなかった
うちの子の場合、「ごはんを食べない」というのは、
新しい環境に慣れるための時間が必要だっただけだったんだな、と思います。
焦らず、怒らず、「この子のペースでいいんだ」と思えたのは、今でも大事な学びでした。
同じように悩んでいる方がいたら、どうか無理に食べさせようとせず、
まずは安心できる場所を作ることを意識してみてくださいね。